くも膜下出血

くも膜下出血 再発

月に一度の検査で、動脈瘤が大きくなっていることが判明し、再手術したときのことです。

脳動脈瘤が巨大になった

くも膜下出血で緊急搬送されてから8ヶ月後の検診で、お医者さんから、

動脈瘤が大きくなっています。入院して検査をしましょう。今日の帰りの電車の中で破裂してもおかしくない状況です。

検査入院の日も、脳神経外科のお医者さんが3人もそろって診察に来て、深刻な顔。本当に危険な状態だと思いました。

検査入院の結果、

左後下頭動脈ー左後下小脳動脈接合術、左後下小脳動脈近位部閉塞術をします。ただ、手術を担当できる医者のいる病院は、ここからかなり遠いところになりますが、大丈夫ですか。

と言われました。

今回の手術は脳動脈瘤が破裂しないように、脳動脈瘤が大きくなっている血管の分岐部分の血流を止め、小脳動脈と後頭動脈を繋げる手術を行い、血液の流れる血管を確保する手術です。

その後スマホやパソコンで、後頭動脈と検索して、脳の血管を調べまくりました。

結局はお医者さんにお任せするしかないんですけどね。

再手術のため入院

手術のできるお医者さんのいる病院は自宅から片道2時間半かかるところにありました。

入院する日は、弟と千葉の五井駅で降りて、五井の駅近くのイタリアンで食事をして、

しばらく食事できないけど、頑張ろうね。

と言いながら、食事しました。

病院に到着すると、早速お医者さんから脳の中の血管を手書きで描きながら、手術内容について説明がありました。

先生が自信に満ち溢れていたの安心したことを覚えてます。

“私失敗しないので”

という雰囲気がありました。

麻酔科医から手術当日の説明

手術の前日に、麻酔科医の方からの手術の当日の流れなどの説明がありました。

  • 8時間の手術になる予定であること
  • 全身麻酔が切れない様にずっとコントロールするので、手術中に意識が戻る事はないこと
  • 手術が終わった直後は意識はないが、ICUで様子が確認できること
  • 家族は待合い室にいるか、待合い室にいなくても病院から渡されたピッチを持って連絡取れるようにして下さい

この病院だけでしようか。麻酔科のお医者さんから説明があるというのは?

手術の日

手術の当日。両親と病院にいくと、

同室の方が

同室の方
同室の方
夜電気が消えた途端にスースーと寝てましたよ。
私
えっ?昨日怖いよーと言ってたから、眠れないだろうなと思って、心配したんだけど
弟
なんか気がついたら、朝だったよ
私
・・・(心配したんだけど)

9時に手術開始してからひたすら待ちました。予定の時間になっても終わらず、結局23時頃に終わりました。

手術の途中、主治医のお医者さんが待合室まで来て、

手術中に静脈から出血があり、輸血をしていて時間がかかってしまいました。後は頭を閉じるだけなので、別の医師が対応してます。

手術が間も無く終わる頃、

血管を繋げる手術は予定通り終わりました。ただ、動脈瘤の分岐部分の血流を止めようとした場所に細い血管があって、CTでは映らなかった。麻痺が出る可能性があるので分岐部分の遮断は断念しました。明日朝から、コイル塞栓術に切り替えて動脈瘤の破裂を防ぐ手術をします。

翌日朝から、再手術を実施。

手術中、コイルを入れる血管が映らなくなりコイルを入れることができなかった。潮目になった可能性があるので、経過観察することにします

いまだに潮目の意味が理解できていません。

数日後肺炎に

その数日後、病院に行く途中、危険な状態なので、直ぐ来てほしいと病院から連絡。

たまたま病院の近くで来ていました。駆け付けると、とても苦しそうに息をしていました。

手術後の体力が落ちていたところに、口から細菌が入って、肺炎になってしまいました。

脳の病気より、肺炎の方が命の危険があるそうで、ICUに逆戻り。肺のレントゲンは両方とも真っ白。かなり危険な状態でした。

お医者さんが脳の手術の時は落ち着いていたのに、若干慌てて居たように見えました。

数日で、再度一般病棟に移り、5週間後に退院しました。

退院後の通院から完治まで

それからは、月一回の通院で、毎回CT、MRIなどを取り、経過観察。

動脈瘤が全く映らない状態が1年続き、完治の診断。今に至ります。

その後はこちら

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